オーストラリアサッカー代表監督が招いた誤解。

オーストラリアサッカー協会のロゴ。
FFA

(2009 Feb 8)
水曜日に日本で行われるサッカーのオーストラリア戦。アジア最強軍団の豪州との戦いなので、いい試合が期待できる。

日本のニュースは、「豪州のピム・ファーベーク監督は、岡田は自信がないのかと言っている」と「挑発」しにかかっていると報道、試合前にして舌戦が開始されたような感じだが、ファーベーク監督本人はそんなつもりではなかったようだ。

英語で記者会見は行わたが、彼は「It doesn't show a lot of confidence if you have a five-week training camp and play four friendly matches and still need to close the sessions.」と発言。

日本語に訳すと「もし、五週間合宿を組んで、練習試合を4つして、まだ非公開練習が必要だというなら、それは自信があるとはいえない。」となる。

なぜ彼が日本を挑発するつもりはなかったといえるか。

ポイントはまず、主語に「you」を使っていること。記者会見の場なので岡田監督に対して言っているのなら「he」を使うと思われるが、この「you」は総称して「人」を指すときに使われる「you」。

つまり、ファーベーク監督は「一般論」として、そのような見解を示したと考えらる。また、オーストラリアのテレビ局「SBS」は、「ファーベーク監督は、日本代表チームとこういう乱闘騒ぎ(scuffle)を起こすつもりはなかった、と話している」と伝えている。


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